妊娠初期の出血と月経(生理)について

月経が遅れ、「妊娠かな?」と思う頃に出血すると、月経がきたと捉えがちですが、そうでない場合もあります。

その他の項目でも紹介したように、月経予定日頃に着床出血を見ることもあります。

このページでは、妊娠に影響を及ぼす出血と、影響を及ぼさない出血についてご紹介しましょう。






妊娠に影響を及ぼす出血

流産
流産は、妊娠11週までに多いトラブルで、胎盤が完成する16週を過ぎる頃から少なくなります。

症状としては、出血と下腹部痛があります。

流産の前ぶれを切迫流産といいますが、切迫流産の場合は、腹痛は伴わず、不規則な少量の出血があります。

流産は、下腹部痛が伴い、出血量も次第に増えてきます。

子宮外妊娠
子宮外妊娠とは、受精卵が子宮内でなく、卵管、卵巣、腹腔、子宮頚管などに着床して成長してしまうことです。

症状としては、少量の出血と突然起こる下腹部痛です。

場合によっては、卵管が破裂し、急性の貧血や冷や汗、めまい、吐き気などを伴い、ショック状態を起こして、生命に関わることもあります。

妊娠7~8週頃に症状が現れることが多いようですが、妊娠5~6週の早い時期に超音波検査で診断することもできます。

子宮外妊娠は、開腹手術が必要です。

胞状奇胎
胞状奇胎とは、妊娠初期に、胎盤をつくるはすの絨毛組織の一部が異常増殖して、子宮内部がブドウのような粒でいっぱいになってしまう症状です。

妊娠初期であるのに、激しいつわりがあります。

また、暗褐色の出血が断続的に続き、しだいに増えていきます。

胞状奇胎と診断された場合、掻爬(そうは)によって、子宮の中から絨毛組織を完全に取り除かなければなりません。






妊娠に影響を及ぼさない出血

  • 便秘、痔による出血
  • 膀胱炎による出血
  • 子宮頸部のびらん(ただれ)
  • 子宮頸部のポリープ