妊娠に大きく関わる排卵。

いつ、どんなタイミングで妊娠するのでしょうか?

また排卵期の女性の体には、どのような変化があるのでしょうか?

女性の体のデリケートなメカニズムを探ってみましょう。

月経周期と体の変化

排卵と妊娠のイメージ

女性の体は、おおむね28日の月経周期(生理周期)によって、さまざまに変化します。

この月経周期は、妊娠し新しい生命を育むための準備であり、閉経するまで続きます。

女性の卵巣の中には、子どものころから卵のもとである原始卵胞がたくさんあり、1回の月経周期で、その中の一つが成熟し妊娠の道をたどります。

しかしその月経周期で妊娠しなかった場合は、不要になったものが月経(生理)となって放出されると同時に、次の卵を成熟させる新たな準備が始まります。

月経周期に伴い、卵巣や子宮では、次のような変化が起こります。

1.卵胞期・・・卵胞が成熟する
生理が始まった日からこの周期が始まります。
卵胞刺激ホルモンが分泌され、卵巣の中の原始卵が発育します。
卵胞が成熟すると、卵胞ホルモンが分泌され、子宮内では、卵のベッドを整えるように、受精卵の着床に備え、子宮内膜の機能層増殖が始ります。
2.排卵期・・・卵子が出る(妊娠につながる)
子宮内のベッド作りがほぼ完成すると、卵胞刺激ホルモンの分泌は抑えられます。
視床下部へから分泌された黄体形成ホルモンが卵巣へ運ばれると、その作用によって、熟成した卵胞が破れ、卵子がおなかの中に飛び出します。
これが排卵です。
排出された卵子は、卵管から吸い込まれ、子宮へと導かれます。
3.黄体期・・・子宮内膜が厚くなる
卵子が排出され空っぽになった卵胞の中には、黄体形成ホルモンの作用によって、黄体が作られます。
この時期は、その黄体から分泌される黄体ホルモンと、卵胞ホルモンによって、子宮内膜の機能層がますます厚くなります。
4.月経期・・・子宮内膜がはがれる
受精が成立しないと、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌は衰え、整えられていた受精卵用のベッドは、はがれ落ち月経(生理)となって排出されます。






排卵日の予測

このような周期の中で、排卵期は妊娠と密接に関わります。

排卵日を予測し、バースコントロールしたいと思われる方も多いようですが、排卵日を正確に予測するのは困難です。

しかし、妊娠の可能性が高い時期を予測することはできます。

規則的な28日周期であれば、生理が始まってから12日~16日の間が一般的です。

基礎体温をつけたり、尿検査やエコー(超音波)の検査をすることによって、その様子から予想することもできます。

排卵日の自覚症状

排卵日の自覚症状は、顕著な人もいれば、ほとんどない人もいます。

よくある症状としては

  • 下腹部が少し痛む、チクチクした感じ、どんより重い感じ
  • 生理よりも軽く期間も短い出血
  • おりもの・・・粘性が高くなる

などがあります。

腹痛や出血は、卵巣を突き破っておなかの中へ卵子が飛び出すときのものと考えられます。

また、排卵期近くになるとおりものが増え粘性が増すのは、妊娠を助ける働きとも言われています。